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EU4|グラナダで新大陸へ遷都する方法と戦略

EuropaUniversalisⅣ

はじめに

EU4(Europa Universalis IV)で、「イベリア半島最後のイスラム国家」グラナダ(Granada)を操りつつ、新大陸へと遷都を果たすという少し変わったルートに興味はありませんか?
本記事では、1444年開始時点でグラナダとしてスタートし、無理なくかつ再現性を持たせた形で新大陸へ首都移転(遷都)を成功させるための方針を、外交・軍事・技術・植民戦略といった観点から段階的に解説していきます。
“ただ急いで入植するだけ”ではなく、安定性・コスト・外交リスクを抑えた戦略を重視するルートを中心に紹介しますので、初心者〜中級者の方でも参考になるはずです。

目標

目標は以下のとおりです。

  • 『グラナダ』が新大陸に遷都する
  • ルネサンスを受容する

新大陸遷都の条件

旧大陸の国家が新大陸に遷都する条件は、以下のとおりです。

  • 旧大陸に、1プロビのみ保有すること
  • 200程度の統治点

外交

初期

初期の同盟先は『モロッコ』と『チュニス』です。
婚姻を用いれば1444年のうちに双方と同盟を結べるでしょう。
これで、外交枠4のうち2つを埋めます。

その後、外交官を1人常駐させて『モロッコ』との関係改善を図りましょう。
ミッションツリーを進めて、士気+5%の補正を得るためです。

さらに、残り1人の外交官を『オスマン』につけて関係改善を図ります。
いずれ同盟を結ぶからです。婚姻ないし同盟ができるまで待つことになります。
抑止力にするのです。

モロッコ関連のミッションを達成した後

ミッションツリーを進めるため、一番安い4連隊の傭兵を雇います。
その後、『カスティーリャ』を侮辱します。
これで、ミッション達成です。
指揮官がもらえます。高い能力を持つ指揮官であることを祈りましょう。

カスティーリャを侮辱した後

モロッコに送った外交官を呼び戻し、『トレムセン』にスパイを送りましょう。
その後、一番近いプロビにつき請求権を捏造しましょう。

トレムセンに対する請求権を捏造した後

さらなる同盟先を探します。
『グラナダ』を強く見せるためです。
外交枠は4なので、残りの1枠を埋めるためです。残念ながら同盟にふさわしいイスラム勢力はいないので、適当なカトリック勢力(プロヴァンスやブルターニュ)を探すことになります。
関係改善前の時点で、プラスの評価からマイナスの評価を引いて、-30程度なら、同盟できる可能性が高いといえます。

カトリック勢力と同盟できないなら、いずれ発見するアフリカのジョロフでも良いでしょう。

軍事関係

初期

軍勢の維持費は、最低にしておいて構いません。
また、要塞を破壊しましょう。
金を集めるためです。
国難の進捗が60%を超えたあたりから、維持費を最大にしましょう。

難所:国難

『グラナダ』の初期君主は能力が低いため、1444年12月になると、国難発生のカウントダウンが始まります。
何もしないでいると月4%ずつ進行するため、1447年には国難が発生します。

ここで難しいのが、反乱軍に勝てるかどうかです。
自勢力は正規軍と傭兵を合わせて10連隊ほどになりますが、反乱軍8連隊ほどと普通に戦うと、負けることが多々あります。
特権や軍事顧問を用いて最大限努力したうえで、ダイスロールに祈りを捧げましょう。

初期君主が死亡し、能力の比較的高い後継者が跡を継ぐことがあります。
その場合、安定度を上げれば国難が終了する場合があります。
ラッキーな事例です。

トレムセン戦

『トレムセン』は大抵『モロッコ』と『チュニス』の双方からライバル視されています。
『モロッコ』又は『チュニス』が参戦してくれるタイミングで、宣戦布告しましょう。
ただ、『チュニス』は、すでにトレムセンを巻き込んで戦争中であることが多いので、『モロッコ』に働いてもらうことになるでしょう。
軍勢の維持費を最低にしながら戦争を同盟国に任せたら良いです。

戦争において注意すべき点があります。
『モロッコ』に大半の領土を占領させてください。
『モロッコ』の属国に大量に領土を与えると、属国がイベリア勢力と組んで独立戦争を起こし、モロッコが弱体化し、まずい状況に陥ります。

最後に、請求権を捏造した領土を自国領にし、それ以外の領土を同盟国に与えて、講和します。
その後、獲得した1領土を、高値で同盟国に売りましょう。
300ダカットほど稼げるはずです。

その後

ヨーロッパのいざこざや、モロッコが属国を併合していく様を眺めながら、イベリア勢力に宣戦布告されないことを祈り続けましょう。

技術

方針

統治技術は、どんどん上げましょう。
ナショナルフォーカスを統治に振りましょう。

外交技術は、3で止めておきましょう。
アイデアの取得に用います。

軍事技術は、どんどん上げましょう。

顧問は雇いません。ダカットを貯めるためです。

探検アイデア

統治技術5になったら、探検アイデアを獲得します。

貯めた外交点を用いて、一つ目のアイデアを取得し、探検を行います。
その後、再度外交点を用いて、指揮官として探検家を雇いましょう。
西アフリカを重点的に探検し、カーボベルデを発見しましょう。
最初の入植先になります。

その後、外交点がたまり次第、二つ目のアイデアを取得します。

植民

私は、USAの建国を目指したため、北アメリカ方面へ入植しています。
プレイ目的に合わせて、柔軟に変更してください。
ただ、カーボベルデを経由する点は共通だと思います。

カーボベルデ

アフリカ西海岸に浮かぶ小島、カーボベルデを目指します。
問題は、植民距離です。
初期の160では、カーボベルデまで少し足りません。

そのため、レベル1の外交顧問で、植民距離+20%のボーナスを有する者を雇います。
その際、注意すべき点があります。
この能力を有する顧問は、自国が植民者を有する場合にのみ、出現します。
そのため、植民者を獲得してから、顧問のリセマラを開始しましょう。
その際、リセマラ1回につき15ダカット程度かかります。
ダカットをなるべく節約したのは、ここで焦らないためです。

植民距離がカーボベルデに届いたら、入植を始めましょう。
収支がマイナスになるかもしれませんが、耐えましょう。

カリブ海の小島へ

カーボベルデへの植民が完了したら、次はカリブ海を目指します。
植民距離ギリギリの小島に入植を始めましょう。

カリブ海の中の方へ

カリブ海の小島への植民が完了したら、次はカリブ海の中の方へ植民を始めましょう。
ここでの植民先は、首都の移転先になるため、港があるプロビ(ハバナ等)を選ぶのが良いでしょう。

ルネサンスの受容

ルネサンスの受容を行った状態で新大陸に遷都すると、その後のプレイが楽になります。
新大陸の国家との技術レベルが大きく開くことで、容易に拡張できるようになるからです。

ズバリ、『グラナダ』が受容できるのは、1480年代後半です。
また、受容にかかるコストは、100ダカット程度です。

進捗度合いを確認しながら、首都にルネサンスが伝播するのを待ちます。
カリブ海の中の方への入植は、1480年代前半に終了するはずなので、新大陸への遷都を少し我慢する必要があります。
他の地域への入植を進めながら、イベリア勢力に宣戦布告されないことを祈りましょう。

新大陸遷都

ルネサンスを受容したら、新大陸に遷都しましょう。

旧大陸のプロビの売却

カーボベルデは旧大陸扱いになるため、イベリア半島の4プロビとカーボベルデを合わせた5つのプロビのうち4つを売却します。

私は、旧大陸のいざこざに巻き込まれるのが嫌で、かつ、東アフリカへの足掛かりにするため、イベリア半島の4プロビを売却する決断をしました。
そのため、新大陸に遷都する前に首都をカーボベルデに移転しています。
統治点は消費しますが…。
つまり、500前後の統治点を用意しました。
ちなみに、遷都にインターバル期間はありません。

イベリア半島の4プロビの売り先は、『カスティーリャ』のみです。
モロッコは買ってくれませんでした。
合計300ダカット程度を稼げます。
小技として、売る予定のプロビの開発度を下げてダカットをいくらか回収しておきましょう。

遂に遷都!

最後に、新大陸に遷都しましょう。
ぽちっ。

新大陸に遷都した場合の仕様

植民地国家

植民地国家を作ることはできません。
全土が自国領になります。

新大陸の自動探索

できません。
7都市の探索も不可能です。

小技として、新大陸の原住民国家を外交的に併合すると、新大陸の霧が一気に晴れます。

CoTのレベルアップイベント

CoTのあるプロビを保有している場合、対価なしでCoTのレベルを1段階上げるイベントが定期的に出現します。

植民地国家との直接対決

スペインやポルトガルの植民地国家が成立した場合、本国の国家抜きで戦争をすることができます。
そのため、植民地国家の領土に対し直接請求権の捏造を行うべきです。

植民地国家は、成立直後は非常に弱いです(船が3つ以下、兵隊も3連隊程度)。
植民してもらい、サクッと領土をいただきましょう。

本国と同盟している場合、その植民地国家に対して宣戦布告することはできません。
本国との同盟を破棄すれば、停戦期間なしで宣戦布告ができるようになります。

過剰拡張

自国の首都がある植民地リージョン外のプロビを併合しても、過剰拡張の基礎に加算されません。

変態

条件を満たせば、フロリダといった植民地独立国家に変態できます。

おわりに

以上で、「グラナダ → 新大陸遷都」の流れにおける主要な戦略と注意点を見てきました。
このルートは確かに手間もリスクもありますが、成功すれば非常にユニークで面白い展開が待っています。
特に、外交操作・過剰拡張管理・技術投資タイミングなど、細かな判断が結果を大きく左右します。
あなたのプレイがうまくいくことを願っています。

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