はじめに
Crusader Kings III(CK3)における「補給上限」は軍勢の補給能力を示す重要な指標であり、戦争や領地経営において欠かせない要素です。
補給上限を超過した軍勢は、補給物資が不足し、戦闘時の優位性にペナルティを受けるだけでなく、最終的には兵力の損耗という深刻な事態を招く可能性があります。
この記事では、補給上限の基本的な仕組みから、開発度や地形、建物などによる補正、さらには補給上限を超過した際のペナルティとその回避方法について、具体的な数値や例を交えて詳しく解説します。
供給限界を理解し、適切に管理することで、安定した軍事運営と領地経営が可能となります。
定義
ゲーム内では以下のように定義されます。
補給上限は一つの男爵領に留まらせることができる兵士の数に影響し、その男爵領の地形と開発度によって決まります。
合計した軍勢の規模が補給上限を上回ると軍勢は補給を消費し、最終的には損耗が発生します。
値の決まり方
以下の要素により計算されます。
基本値
2000です。
開発度による加算
開発度1につき、150の値を得ます。
伯爵領の開発度が20の場合、3000が加算されます。
地形による加算
地形とそこから得られる補正は、こちらの記事で説明しています。
建物による加算
補給上限を増加させる建造物があります。
牧草地系統の建造物がその例です。
自身の領国内の伯爵領である場合
上記補正により算出された合計値に、30%を加算します。
敵の領国では加算されないため注意しましょう。
また、自国の領土に敵軍を引き込み、損耗を発生させる手もあります。
超過の際のペナルティ
補給を消費します。
補給が低下している軍勢は、戦闘において優位性にペナルティを受けます。
回復させるには、その軍勢を味方の供給限界を下回る領地内に配置し、時間の経過を待つ必要があります。
補給が完全に尽きると、損耗によって損害(兵士の減少)を受けます。
おわりに
補給上限は、CK3における軍事戦略と領地管理の基盤となる要素です。
開発度の向上や適切な建物の建設、地形の特性を活かすことで、補給上限を効果的に増加させ、軍勢の安定した運営を実現できます。
逆に、補給上限を超過した状態での軍勢運用は、補給不足や兵力の損耗といったリスクを伴います。
これらの要素を総合的に理解し、戦略的に活用することで、CK3での王朝運営をより有利に進めることができるでしょう。
補給上限を制する者が、戦局を制すと言えるのです。

