はじめに
Crusader Kings III(CK3)において“外交能力(Diplomacy)”は、王朝の名声、封臣との関係、同盟締結のしやすさなど、ゲーム中での人間関係を左右する非常に大切な能力値です。外交能力が高いと、月ごとの威信ボーナスや、他キャラクターからの評価が高まり、外交計画の成功率も上がります。
本記事では、外交能力の定義や影響範囲(威信・評価・外交計画など)、能力レベルごとの具体的なボーナス効果、そして外交能力をどう伸ばすかのポイントを、可能な限り分かりやすくまとめています。外交を重視するプレイスタイルの方に特に役立つ内容です。
定義
ゲーム中で以下のように定義されます。
外交はキャラクターの魅力、交渉、説得の能力を表します。
外交は、他のキャラクターから自分に対する評価に直接影響を与えます。さらに、外交上の計画にも影響を与えます。
これに対応するライフスタイルは外交ライフスタイルです。
影響1:月間威信の変化
外交能力は8以下の場合、貧弱と評価されます。外交能力が8の場合、月間威信への影響はありません。そして、外交能力が1上昇するごとに、+1%の利益を得ます。
簡単に表にまとめました。
外交能力 | 月間威信の増加率 |
0 | -8% |
… | … |
8 | 0% |
9 | 1% |
… | … |
16 | 8% |
… | … |
30 | 22% |
… | … |
上の表から分かる通り、外交能力が7以下の場合、月間威信が減少します。威信は、宣戦布告や名声レベルの上昇に必要です。そのため、管理能力を9以上にしてプラスの補正を得たいところです。
影響2:すべての人物からの評価の変化
外交能力が8の場合、評価への影響はありません。そして、外交能力が1上昇するごとに、評価の基本値が1上昇します。
外交能力 | すべての人物からの評価 |
0 | -8 |
… | … |
8 | 0 |
9 | +1 |
… | … |
16 | +8 |
… | … |
30 | +22 |
… | … |
他の統治者の評価が上昇すると、同盟が締結しやすくなります。また、封臣の評価が上昇すると、反乱が起こりにくくなります。外交能力を高い水準で維持したいところです。
影響3:その他
外交計画の効果が向上します。また、正統性の初期値が増加します。
おわりに
外交能力(Diplomacy)は見た目以上にゲームプレイに深く絡む能力です。威信を積み重ねたり、封臣や他君主との関係を良好に保つことで、内政・外交のあらゆる局面で有利になります。ただし能力が高ければ何でもうまくいくわけではなく、他能力(軍事・管理・策略・学識)や政体・王朝の状況ともバランスを取ることが重要です。
本記事で紹介した内容 ― 外交能力の各レベルによる威信と評価の影響、外交計画との関係 ― を活用して、あなたの王朝をより安定し影響力のあるものに育ててください。
軍事能力については、こちらの記事を参照してください。
管理能力については、こちらの記事を参照してください。
策略能力については、こちらの記事を参照してください。
学識能力については、こちらの記事を参照してください。