はじめに
Crusader Kings III(CK3)における 文化は、プレイヤーの王朝経営やロールプレイを大きく左右する重要なシステムです。
本記事では、文化を構成する「気風」「出自」「言語」「軍事慣習」「美意識」といった柱、それぞれの特徴、そして「伝統」「文化指導者」「革新性」といったメカニクスを、初心者にも分かりやすく解説します。
文化の理解を深めることで、領国運営の戦略幅を広げ、より没入感のあるプレイ体験を実現しましょう。
定義
文化は以下のように定義されます。
文化とは、人物や伯爵領の言語や習俗を表現するものです。
異なる文化の人物は、互いに低い好感度を持ちます。このペナルティは、文化受容度を高めることで軽減できます。
文化は、人物ごとに設定されます。また、伯爵領ごとに設定されます。
要素
文化の柱として、①気風、②出自、③言語、④軍事的慣習、⑤美意識、があります。
①気風
文化の気風とは、生活全般における、核となる価値観、行動指針、そして同じ文化の人物に対する一般的な態度を決定するものです。
加えて、気風は文化指導者が新たな伝統を確立する際のコストに大きな影響を与えます。
例えば、漢文化の気風は「儀式重視」であり、以下の補正を得ます。
- 毎月の威信点:+10%
- 称号創設コスト:-15%
- 家の好感度:+5
- 少数派の封臣の好感度(異なる文化):-10
②出自
出自は文化の柱の1つで、複数の文化の共通起源を表したものです。
同じ出自を持つ文化どうしは一般的に高い受容度を互いに持ちます。
文化の上位概念として出自があります。
③言語
言語は文化の柱の1つで、ある文化の一般的な人々がどの言語を話すのかを決定するものです。同じ言語を話す文化間には、それらの文化受容度の基準値に永続的なボーナスが発生します。
1人のキャラクターは1種類以上の言語を習得できます。習得済みの言語は、その言語を話す人物や伯爵領に対して、文化受容度による好感度ペナルティを半減します。また、独立と請求権者派閥の勢いを削ぎます。
人物は言語習得の工作工作を使用して新しい言語を習得することができます。人物は各自の外国語上限に達するまでは、大きな障害もなく言語を習得できます。
同じ言語を話す文化が多い場合、プレイが有利になるといえます。
言語を習得することで、その言語を話す人物の好感度が上がります。また、派閥によるデメリットを回避できる可能性があります。
文化受容度が0の場合、好感度が15減少します。好感度の逓減は、文化受容度の上昇に伴い、0に近づきます。
言語は工作により習得できます。
④軍事的慣習
軍事的慣習は文化の柱の1つで、指揮官や騎士になることができる性別を決定します。
一部の伝統と教養は特定のキャラクターに対してこの決まりを修正できます。
⑤美意識
これは、人物の命名の慣習・建築様式・服装・紋章・軍の装備・命名方式(王朝名を最初に表示するか等)といった外観に影響します。
伝統
伝統とは、各文化を特徴付ける習慣、気質、価値観、道徳観のことをいいます。
それぞれの伝統は、その文化のキャラクターや伯爵領にいくつかの種類のボーナスや特殊な能力を授けます。
文化指導者は威信点を消費することで文化に新たな伝統を確立することができます。
文化は最大で6つの伝統を保有できますが、ほとんどの文化はもっと少ない数しか保有していません。
伝統の確立には1000単位の威信点が必要です。
文化指導者
文化指導者とは、同じ文化の中で最も大きな影響力を持つ統治者のことをいいます。
具体的には、領国内に同じ文化の伯爵領を最も多く保有している統治者が文化指導者になります。このとき、その統治者がどこに直轄領を持っているかや、他の文化の伯爵領を領有しているかどうかは問われません。
文化指導者は文化の志向を設定することで、どの革新性を優先して発見するのかに影響を及ぼすことができます。
また、文化指導者は自らの文化に新たな伝統を確立することもできます。
文化指導者は、自らの最高位の称号に結びついた伯爵領のうち、自らと同様の文化を有する伯爵領の数が多いキャラクターが選ばれます。
例えば、キャラクターAが2つの公爵領(伯爵領の合計7)の称号を持ち、そのうち同じ文化の伯爵領が3つであった場合、Aの数値は『3』となります。一方で、キャラクターBが1つの公爵領(伯爵領の合計4)の称号を持ち、その全てが同じ文化であった場合、Bの数値は『4』となります。そのため、文化指導者はBとなります。
文化指導者は、文化の志向を設定することができます。
政府によっては、特定の革新性のアンロックが、発展に不可欠である場合もあります。
例えば、日本において惣領制を確立するには革新性「君主大権」が必須です。
革新性
革新性とは、ある文化のキャラクター全員に恩恵をもたらす、技術などの進歩のことです。革新性は発見可能な時代ごとに分類されています。
隣り合う文化との接触を通じて、それぞれの文化には常にある一つの革新性が伝播しており、その革新性の発見速度を進めます。
加えて、文化指導者が別の(あるいは同じ)革新性を文化の志向に設定することで、革新性の発見をさらに進めることができます。
革新性は、時間経過とともにアンロックされていくものです。
自然な進歩を早める方法として、以下のものが挙げられます。
- 未発見の革新性を持つ文化との接触
- 文化の志向の設定
- 中華・中国におけるシルクロードを通した伝播
未発見の革新性を持つ文化との接触においては、条件に合う文化の中で文化受容度が最も高い文化が選出され、その文化が有する未発見の文化の革新性がより早く伝播します。
文化の志向においては、文化指導者の学識能力によって発見速度が変化します。
文化を早く伝播させたい場合、文化指導者の学識能力を高めましょう。
文化の志向は、いつでも、ペナルティなく変更できます。
おわりに
CK3における文化は、単なる見た目やロールプレイの補助要素にとどまらず、ゲーム内での影響力が非常に強い要素です。文化指導者の選定や伝統の確立、革新性の発展を意識することで、あなたの王朝をより強く、そしてユニークに育てることができます。
文化を上手く活用すれば、隣接文化との関係や内政のバランスをコントロールしやすくなり、外交・軍事・経済などあらゆる面で優位を築く基盤が整います。
この記事が、あなたの CK3 プレイにおける文化戦略のガイドとして役立ち、さらなるプレイの深みをもたらすことを願っています。

